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ヒメボタルの一生
ヒメボタルのオス
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ヒメボタルは日本固有のホタルでゲンジボタルやヘイケボタルとは異なり一生を陸で過ごす陸棲ホタルです。成虫はストロボのように点滅して黄色に光るのでゲンジボタルやヘイケボタルとは光り方や色でも見分けがつきます。 |
ヒメボタルのメス
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ヒメボタルのメスはオスと外観も少し異なりますが、何より後翅が退化していて飛ぶことができない点が大きく違うところです。メスは草むらで光ってオスに合図を送ります。そして交尾後はほとんど光ることなく何回かに分けて産卵します。 |
ヒメボタルの初令幼虫
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孵化したての幼虫は淡黄色で、時間がたつと淡褐色になります。飼育下では生まれた直後からトクサオカチョウジガイやナミギセルを食べます。背光性があり、昼間は苔の中や土の間隙でじっとしていて夜間に活動します。 |
ヒメボタルの終令幼虫
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ヒメボタルには大型と小型のものがおり、各地に分布しています。それら大型と小型では卵や幼虫、成虫の大きさなど種々の異なる点があります。写真の大型の幼虫(大阪府池田市産)は黒色でゆうに10mmをこえています。 |
ヒメボタルの蛹
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十分に大きくなった幼虫は土の中にもぐって蛹になります。メスには後翅がないので蛹の段階で容易に雌雄の判別ができます。蛹は卵や幼虫と同様に刺激を与えると強く発光します。 |
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